サイクル旅日記

[2009-09-06]
にほんの里100選ツーリング76 ▽八森・秋田県八峰町(10)
●阿仁根子(北秋田市)→八森(秋田県八峰町)

▽八森・秋田県八峰町(10)
 阿仁根子―御所の台キャンプ場(秋田県八峰町八森)
 今日も昨日につづき晴。それでも湿度が低いのだろうか清々しい感じだ。国道105、県道725、国道7、県道63、64、国道101号を走って八森へ。どの道路も交通量が極端に少ない。天気もよく快走。八森では先ず漁港へ。ちょうど観光市が開かれ魚介類の安売が行われている。よっぽど刺身でも買おうかと思ったが、まだこの時点では泊まるところも決まっていなかったので生物は自重する。日本海が一望できるという八森いさりび温泉「はたはた館」へ行ってみる。隣は地元産の新鮮な魚介類や野菜等が揃っている産直施設「ぶりこ」、その隣が前方は日本海、後方は白神山地と景観に恵まれた御所の台キャンプ場。キャンプ場の泊客は私だけ。休憩所に泊まってよいといわれる。ハタハタ館で温泉に入り、ぶりこでハタハタの天ぷらや酒を買って、飲みながら夕日の沈むのを待つ。今回のツーリングで日本海側を走るのは最後になるし、天気もよいので夕日が沈むのを見られと期待して待つ。残念ながらきれいに地平線に沈む場面は見られなかった。今回のツーリングで日本海側を走っても、きれいに夕日が沈む場面は一度も見ることができなかった。地元の写真の好きな人の話によると、中国の大気汚染によるのではないか。きれいに夕日が沈むのを見られるのは年に数回だという。走行距離94、97km。
 写真は八森漁港からの景観、キャンプ場からの夕日。




[2009-09-05]
にほんの里100選ツーリング75 ▽阿仁根子・秋田県北秋田市(11)
●曲川木の根坂(山形県鮭川村)→美郷町(秋田県)
●美郷町→阿仁根子(秋田県北秋田市)

▽阿仁根子・秋田県北秋田市(11)
 4日、曲川木の根坂―美郷町(秋田県)
 雁の里山本公園を走りだして1時間もたたないうちに雷を伴った雨が降りだす。稲光が恐い。何もない畑のなかの県道では自分が雷の標的になっているようだ。民家があったので、そこの車庫で雨宿りをさせていただく。1時間半ほどでようやく雨がやんだので再スタート。少し肌寒い。次の目的地北秋田市までは1日で走れる距離ではない。とりあえず国道13号を北上。秋田県に入ってから、午後3時ごろから晴れてくる。晴れてくると今の時期でもやっぱり暑い。横手市に入ったところで午後4時30分。もう少し走ると美郷町にキャンプ場がある。隣は温泉。頑張って走ってこのキャンプ場に泊まることにする。今夜は月も星もでている。明日の天気はよさそうだと思って寝たところ、深夜になって雷の音で目が覚める。1時間ほどでやんだがまた雨だ。走行距離106、13km。

 5日、美郷町―阿仁根子(秋田県北秋田市)
 今日は久しぶりに朝から快晴。気持よく美郷町から国道13号、105号を走って阿仁根子へ。今日は根子の集落に泊めていただくことにする。根子で集落を歩いていると地元の人に出会う。村田忠明さんといい、自転車で東京から来たというと集落を案内してくれる。はじめに伝統行事で能楽の一種「根子番楽」とマタギの資料が展示されている児童館へ。根子番楽は平家一族により伝えられたといい、歌詞の内容や舞の形式が優れているという。又、根子はマタギの発祥の地と言われ、昔はマタギで生計をたてていたが、現在は他の仕事と兼ねているという。阿仁の森ぶなホテルオーナーの山田博康さんからは番楽や根子のビューボイントを教えていただく。走行距離95、88km。
 写真は根子の集落、根子番楽が演じられる根子神社、根子番楽の資料。




[2009-09-03]
にほんの里100選ツーリング74 ▽曲川木の根坂・山形県鮭川村(12)
●山形県白鷹町→曲川木の根坂(山形県鮭川村)

▽曲川木の根坂・山形県鮭川村(12)
 朝起きると曇り空で少し肌寒い。県道17号から国道287号、347号、13号、458号を走り鮭川村役場へ。産業振興課林政商工係主任津藤さんから説明を受ける。木の根坂の集落の戸数は11戸、そのうち10戸が井上姓。人口は男27人、女24人、計51人。鮭川村では隣近所の付き合いは濃いと思うが、特に木の根坂では、作業を助けあう「ゆい」の結束が固い。また平成19年3月に閉校となった分校を活用した地域活性化事業を模索し、手打ちそばと宿泊ができる施設「みやまの里木の根坂」を開設したという。この施設にはぜひ宿泊したいと予約電話をいれ宿泊することにする。役場から自転車で1時間。文字どおりみやまにある。宿の前で集落の人に出会う。井上邦昭さんという。井上さんの話では、都会では近所付き合いもあまりないと聞くが、ここでは「ゆい」の結束が固く、なにかあれば自分の仕事が忙しくても、そちらを優先して手伝うことにしているという。宿泊施設では、校庭だったところにはまだ遊具が残されている。施設内にも職員室等の表示や室内には黒板が残されていたりする。宿では今日は宴会が入っているといい、数人の女性が手伝にきているようだ。正に「ゆい」の結束の固いことが実証されている。女性たちもみんな井上姓だといい、姓ではなく名で呼びあっている。和やかな雰囲気だ。夕食にだされた手打ちそばと名前がわからないがきのこが美味しい。携帯電話が使えない。聞いてみるとこの地区はダメだよという。サイクル旅日記は明日少し走って休憩したときにでも送ります。走行距離118.19km。
 写真は閉校した分校の宿泊施設「みやまの里木の根坂」、遊具等が残されている校庭跡、元職員室の浴室



[2009-09-02]
にほんの100里選ツーリング73 ▽小玉川・山形県小国町(13)
●姫崎キャンプ場(佐渡市)→両津港→新潟港→阿賀野市(新潟県)
●阿賀野市→小国町(山形県)
●小国町(山形県)
●小国駅前→小玉川(小国町)→樽口峠(小国町)→ふるさと森林公園キャンプ場(山形県白鷹町)

▽小玉川・山形県小国町(13)
 30日、姫崎キャンプ場―両津港―新潟港―阿賀野市(新潟県)
 昨夜は星がきれいだったので、日の出を見ようと期待して、4時30分に起きたが、残念ながら曇り。両津港からフェリーで新潟港に渡り、昼食後、山形県小国町を目指し午後から走りだす。午後4時国道290号沿の阿賀野市畑江のコンビニで食料を買い、この近くにキャンプ場はないかと尋ねると、隣に民宿があり、安いようですよといわれる。食料を買ってしまったので、民宿では素泊まりの宿泊料を尋ねると、エアコン、テレビ、浴衣ありでなんと2500円、迷わず泊まることにする。

 31日、阿賀野市―小国町(山形県)
 国道290号から国道号113号で阿賀野市から小国町へ。国道号113号へ入ると向かい風が強くなり、特に道の駅関川付近ではハンドルを取られれるような強い向かい風となる。平坦な道でも坂道を上っているようだ。小国町まで15kmぐらいのところで今度は雨が降りだす。今回のツーリングで走行中雨に降られるのは初めてだ。付近に雨宿りするところもない。トンネルがあったので、そこで装備を雨仕様に整え、レインウエアを着て走ることにする。小国町役場では商工観光室長の舟山さんと観光協会の齊藤さんから説明を受ける。今日は雨が降っているので、説明を受けた地区には明日行くことにし、宿を紹介していただく。帰りに企画総務課を訪ね、資料を送っていただいた今さんにお礼のご挨拶をして宿に行く。小国駅前の宿について、濡れたものを干し、自転車をみがいていると雨がやんだ。明日は天気は回復しそうだ。
 
 9月1日、小国町で連泊
 昨日の夕方雨がやんだのに、朝から霧雨が降ったりやんだりしている。9時30分薄日がさしてきたので、小国町の小玉川目指してスタートすると、3kmほど走ったところ雨が降りはじめる。宿に戻って連泊とする。昼頃また薄日がさしてきたが、今日は今回のツーリングで初めての休養日とする。走行距離9、8km。

 2日、小国駅前―小玉川(小国町)―樽口峠(小国町)―ふるさと森林公園キャンプ場(山形県白鷹町)
 今日は昨日休養したので足が軽い。小玉川地区への途中、マタギの郷交流館に立ち寄ると残念なことに臨時休館日、外には熊供養碑が建っている。マタギの安全を願って建てられたのだろうか。小玉川の集落には、マタギの里小玉川という看板が建てられている。生活のなかにマタギの文化が残っているのかもしれないが、集落のなかを歩いてみたがそのような雰囲気は感じられない。また集落では人に出会うこともなく、写真を撮っただけになってしまった。今日は休養十分なので、樽口峠へ上ってみる。峠からは壮大な飯豊連峰を間近にみることができた。小玉川からは国道113号、国道287号を走って白鷹町ふるさと森林公園キャンプ場へ。このキャンプ場の隣には温泉があり、そこで食事もできるのでキャンプ場では寝るだけ。いいキャンプ場だ。走行距離98、3km。
 写真はマタギの郷交流館にあった熊供養碑、小玉川の集落、マタギの里の看板、飯豊連峰。





[2009-08-29]
にほんの里100選ツーリング72 ▽片野尾・月布施・野浦:新潟県佐渡市(29)
●福島県金山町→会津坂下→新潟市
●新潟駅→新潟港→両津港→片野尾・月布施・野浦(新潟県佐渡市)

▽片野尾・月布施・野浦:新潟県佐渡市(29)
 28日。金山町から新潟市へはいくつかのルートがあるが、遠回りになるが自転車で走るには楽ですと役場ですすめられたルートを走ることにする。金山町から国道252号で会津坂下、会津坂下(ばんげ)から国道49号で新潟市へのルートだ。金山町から会津坂下までは頻繁にアップダウンを繰り返す、それでも風もなく、写真のように川面に映る山並が美しい。会津坂下から国道49号に入るといきなり4kmの上り、あとは福島と新潟の県境で5kmの上りで、他は多少のアップダウンはあるものの厳しい上りはない。阿賀野市津川から安田までは阿賀野川に沿って走る快適ルート。安田から新潟市までの40kmは平坦なルート。そのためかあまり疲れも感じず130km以上も走ってしまった。新潟市では新潟駅の観光案内所で駅近くのビジネスホテルを紹介していただき泊まることに。走行距離131、97km。
 
 29日。新潟港からフェリーおけさ号で両津港へ。港の食堂で昼食。片野尾、月布施、野浦に食料品が買える店があるか尋ねると、そこには何もないので、ここ両津の商店街で買っていったほうがよいと言われ、酒屋と食料品店で買い物をしてからスタート。両津から海岸沿を塩風を浴びながら片野尾まで快走。片野尾では農作業中のご夫婦に話かけてみる。後藤さんといい、米、野菜、椎茸の栽培、ワカメの養殖、サザエ採りをおこなっているという。例によってどこから来たのと聞かれ、東京の立川市からというと、立川知ってるョ、息子が昭島市宮沢町に住んでいる。息子のところに行ったとき、立川駅からタクシーに乗ったという。昭島市は立川市の隣の市。このあたりには棚田があるというが見当たらない、どこにあるのと尋ねると、それでは案内するといって軽トラックで案内してくれる。棚田は海の背後の山の上にある。こんな険しい山の上によく作ったと思うような場所だ。高台から見た海に迫る棚田の景観が素晴らしい。続いて月布施、野浦に行き、来た道を戻ってくると、月布施でにほんの里100選ガイドブックに載っている村上さんに出会う。以前東京から来た人が写真を撮っていったという。話の様子では多分にほんの里100選の関係者のようだ。貴方はどんな役割の人と尋ねられるたので、にほんの里100選に選ばれた所を自転車で走って、リポートを送っていますと答えると、少し休んでゆけといってスイカを出してくれる。さらに帰りぎわに、今畑で採ってきたというトマト、きゅうり、茄子を持たせてくれる。野菜をいただいたりしたことよりも、その気持がとても嬉しい。姫崎キャンプ場に着いて管理人に連絡すると、すぐ来てくれ、今日の泊は一人だけ、テントではなく休憩所に泊まればと言われ、休憩所に泊まらせていただく。休憩所には洗面所、トイレがついている。今日はいろいろな人に出会い、そして暖かい心づかいに、佐渡を訪ねて良かったと思う一日となった。走行距離36、28km。
 写真は金山町、キャンプ場の隣の姫崎灯台、片野尾の棚田、月布施の集落、野浦の畑





[2009-08-27]
にほんの里100選ツーリング71 ▽中川・福島県金山町(15)
●新潟県魚沼市→福島県只見町→中川(福島県金山町)

▽中川・福島県金山町(15)
 魚沼市広神から金山町中川は国道号252号の一本道。越後と会津を結ぶ六十里越という峠越のルートだ。走りはじめは頻繁にアップダウンを繰り返しながら上り。県境手前10kmは上り一方だ。広神から福島県に至る40kmに4時間30分もかかってしまった。福島県に入るといきなり7kmのダウンヒル、その後も金山町までほぼ平坦でホッとする。金山町では先ず役場に行き、地域振興課農産観光係主査の肥田野さんから説明を受ける。にほんの里100選に選ばれた中川地区は、奥会津を代表する里で、只見川のゆったりした流れに沿って水田と集落が立地しているという。地図で説明を受けた場所へ行ってみる。山並が只見川に迫り、里と水田の緑が調和して素晴らしい。奥会津を代表する里の景観だ。 走行距離98、91km。
 写真は金山町の景観、中川地区の景観、泊まった民宿から見た只見川と会津川口駅。





[2009-08-26]
にほんの里100選ツーリング70 ▽松代・新潟県十日町市(30)
●松代城跡公園キャンプ場(新潟県十日町市)→六日町→魚沼市

▽松代・新潟県十日町市(30)
  朝キョンプ場から雲海が見える。とても幻想的だ。高知から来たキャンパーと話をしていて、うっかりしてデジカメで写真を撮ったが携帯で撮り忘れてしまった。すいません。管理人からは、星峠の棚田はNHKの大河ドラマ天地人でも放映されているので見ていったほうがよいとすすめられる。昨日も松之山支所ですすめられたので行ってみることにする。キョンプ場からは上り基調の道で1時間15分もかかる。それでも来て良かったと思う。今回のにほんの里100選で見た棚田では最もスケールが大きく、景観も最も素晴らしい。松之山、松代には耕して天に至ると形容される美しい棚田がいたる所にある。この地域では、豪雪がもたらす雪溶け水をブナ林に貯え棚田を潤し、おいしい米を育てるという。さらに多種多様な生き物を育てる機能、水を貯えて洪水を防ぐ機能、地滑りや土壌侵食を防ぐ機能など様々な機能をもっているという。このような貴重な財産がいつまでも守られることを願うものだ。十日町からは六日町、小出を経て、国道252号に入ったところで午後4時。広神(新潟県魚沼市)というところだ。宿泊場所を探すため魚沼市役所広神支所を訪ねる。テントをもっているのならば、近くに渓流公園があると紹介されたので、この公園でキャンプをすることにする。ゴミひとつかなく、炊事場もトイレもきれいな素晴らしい公園だ。走行距離87、15km。
 写真は松代の星峠の棚田。



[2009-08-25]
にほんの里100選ツーリング69 ▽栄村・長野県(40)▽松之山・新潟県十日町市(30)
●ひするまキャンプ場(渋川市)→群馬県草津温泉
●草津温泉→渋峠→志賀高原→秋山郷(長野県栄村)
●栄村(長野県)→松之山(新潟県十日町市)→松代(十日町市)

▽栄村・長野県(40)▽松之山・新潟県十日町市(30)
 23日、ひするまキャンプ場―群馬県草津温泉
キャンプ場から国道17号へ出る。国道に取り付けられた温度計は19度をさしている。涼しい。こんな気温だと走りやすいのだが。沼田市から国道145号日本ロマンチック街道へ。高山村までの12kmは上り。それでも曇りで涼しいのでなんとか1時間15分で上りきる。長野原で昼食。食堂で草津までの道路状況を尋ねると、厳しい上りで、暑いから気を付けてネと言われる。午前中とはうってかわって晴れて暑い。スタミナ切れと脱水症に気を付けて、水分をとりながらゆっくりと走る。汗がボタボタと落ちてくる。暑いので休み休み走って3時30分、草津に着く。11kmに2時間30分もかかってしまった。草津温泉で安い民宿の看板があったので泊まることにする。ちょうど私で満室だという。さすがに草津温泉イイ湯だナ。走行距離68、76km。

 24日、草津温泉―渋峠ー志賀高原―秋山郷(長野県栄村)
 草津温泉から標高2172m日本国道最高地点の渋峠に4時間かかって到着。草津から15km、標高差1000m。厳しい上りで参った。ここからは下り、標高が高いからか半袖では寒い。ウインドブレーカーを着て走る。それでも寒い。志賀高原を下って県道471号から県道502号へ入ると道路が濡れている。直前に雨が降ったようだ。秋山林道に入ると今度は霧だ。群馬県側は晴、長野県側は晴たり曇ったり秋山郷にはキャンプ場もあるが、天気が心配なので民宿に泊まることにする。日本ロマンチック街道と志賀高原を走ってみたいとこのルートを選んでみたが、覚悟のうえとはいえ激坂が多く距離が伸びない。明日は栄村から十日町を目指すことにする。走行距離67、69km。

 25日、栄村―松之山(新潟県十日町市―松代(十日町市)  秋山郷切明から屋敷を通って秋山郷総合センターとねんぼを訪ねる。秋山郷の資料室では古い生活様式等が紹介されている。職員の石沢さんの話では、とねんぼとは秋山郷の方言でひとつにまとまるという意味だそうだ。栄村がにほんの里100選にえらばれたのは、お年寄が暮らしやすいまちづくりが認められたのではないかと思う。そのため山里の暮らしがいまも保たれているという。残念ながら今回のツーリングでは長く滞在したわけではないので、山里の暮らしぶりは見ることはできなかった。続いて次の目的地松之山へ。松之山では十日町市松之山支所を訪ね、観光協会の桑原さんから説明を受ける。地域全体に手入れの行き届いた棚田があるといい、地図を見ながら詳しく説明してくれる。みて回って特に良かったのは、写真の天水島(あまみずしま)の棚田、今でも素晴らしい景観だが、田植えの終わったすぐ後だと、水が張られた状態でさらに素晴らしいと思う。この後松代まで走り、松代城址公園キャンプ場に泊まる。走行距離76、49km。
 写真は日本国道最高地点、栄村秋山郷小赤沢地区の保存民家、栄村秋山郷屋敷地区の集落、十日町市松之山地区の茅葺き民家、十日町市松之山地区天水島の棚田




[2009-08-22]
にほんの里100選ツーリング68 ▽粕川町室沢・群馬県前橋市(20)
●群馬県甘楽町→前橋市粕川町室沢→渋川市

▽粕川町室沢・群馬県前橋市(20)
 朝起きて外を見ると道路が濡れている。昨夜雨が降ったようだ。曇り空のなかを8時スタート。9時頃には晴れて暑い。粕川町室沢までは、全て県道を走る。前橋市内から室沢まではなだらかな上りがつづき、スピードがあがらず、しかもなしくずしに脚を使わされているようでイライラする。赤城山に向かっているのだから仕方がないか。室沢では赤城山の麓で山にだかれるようになだらかな棚田が広がっている。この棚田は米作が中心のようだ。青々と稲が育っている。今の時期は手入れがあまり必要ないのだろうか。人影が全くない。室沢には写真のようにホタルやメダカの池がある環境が良いのだろう。次の目的地長野県栄村は今日中に着ける距離ではない。どこに泊まろうか考えながら走っているうちに渋川市に着いた。国道17号線沿にひするまキャンプ場があったので泊まることにする。ところがテントを張って、食事を済ませた午後6時頃急に夕立だ。天気がよいと思ってキャンプをしたのに。30分ほどでやんだのでホッとする。走行距離93、17km。
 写真は粕川町室沢の棚田、ホタルの池。





[2009-08-21]
にほんの里100選ツーリング67 ▽風布・埼玉県寄居町(22)▽秋畑那須・群馬県甘楽町(21)
●寄居町→風布(寄居町)→秋畑那須(群馬県甘楽町)
▽風布・埼玉県寄居町(22)
▽秋畑那須・群馬県甘楽町(21)
 寄居町玉淀駅近くの旅館から県道を走って風布へ。途中の林道に写真のような標識が立っている。風布に着いて先ず目についたのが、写真のような日本の里風布館というレストラン。到着したのが8時30分、残念ながらまだ開いていない。続いて山に囲まれた丘陵地を歩いてみる。風布は日本のみかん産地の北限と言われている。この時期のみかんはいわゆるみかん色ではなく、残念ながら緑色だ。気候が温暖で、天正年間に北条氏邦が小田原から移植したのが始まりで、400年を超す歴史を誇っている。近くを流れる風布川に沿って走り、その後県道を選んで走り、秋畑那須へ。
 秋畑に着くと甘楽町職員の高橋さんに出会う。ちいじがきの里の場所や宿について訪ねると、地図を見ながら詳しく説明してくれる。紹介されたやどの甘楽ふるさと館はあいにく満室、キャンプ場もないという。とりあえずちいじがきの里を目指すことにする。途中に運よく民宿があったので泊まることにする。民宿に自転車を置いて歩いてちいじがきの里に向かう。ちいじがきでは農作業をしていた田村さんご夫婦から話を聞く。石垣は自分が生まれる前からのもので100年以上はたっている。維持管理がけっこう大変だという。蕎麦が美味しいのは、周りを山で囲まれ、強い風もあまり吹かないし、朝晩は冷え込むからだという。田村さんは蕎麦を食べるときは、前日に石うすでひき、翌日うつ。そうすると美味しいという。ちいじがきの里の石垣は今の時期だからだろうか、ほとんどのところが雑草におおわれ、全くの期待外れ。オーナー制の蕎麦畑があった。蒔かれた蕎麦が3cmほどになっている。民宿での夕食は、期待どおり、手打ち蕎麦。実にうまい。走行距離68、66km。
 写真は日本の里の標識、風布、秋畑那須、オーナー制の蕎麦畑




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