にほんの里100選ツーリング50 ▽別所・国信・鳥取県湯梨浜町(65)▽西谷新田・鳥取県智頭町(66)
●西ノ町別府港(島根県)→境港(鳥取県)→道の駅ポート赤碕→別所・国信(鳥取県湯梨浜町)→西谷新田(鳥取県智頭町)
▽別所・国信・鳥取県湯梨浜町(65)
▽西谷新田・鳥取県智頭町(66)
6月10日 国賀海岸から別府港へ。別府港でフェリーを待っていると雨が降り出す。鳥取県境港で雨が降っていれば港の近くで泊まることを考える。ところが境港へ入港すると雨は降っていない。次の目的地の湯梨浜町には今日中には着ける距離ではない。走れるところまで走ろうと、国道431号から国道9号を走る。4時30分ごろに風が強くなってきた。猛烈な風でハンドルがとられる。危ないので自転車を降りてて押すことも。宿もない。しばらく走るとポート赤碕という道の駅があったので、危険を避けて、ここに泊まることにする。走行距離90.04km。
6月11日 赤碕から湯梨浜町別府、国信へ。集落と周辺の里山に手入れの行き届いた梨園が広がる。落ち着いた家並みが山沿いに続く。梨園で作業をしていたカワハラさんご夫妻に話を聞く。カワハラさんは50年以上梨の栽培をしている。15アールの梨園で年4.5トンの収穫がある。戦後の一時期はよかったが、最近は肥料や農薬などが高くなって大変。この集落には43戸あるが、梨の仕事をやっているのは27戸。年寄りばかりで後継者も少なくなって、梨の仕事を続ける人もだいぶ減ってしまったという。
続いて智頭町へ。まず役場へ行き企画室長の岡田さんの説明を受ける。新田は日本の農村の原風景を彷彿させる素朴な景観を残している。人形浄瑠離は明治初期より初められ、今も脈みゃくと受け継がれ、全国人形サミットをはじめ、各種イベントに参加している。また集落を丸ごとNPOにして交流事業等を行っている。NPOは宿泊と食事ができる施設も運営している。ただこの施設の宿泊は前もって予約が必要。このため今日は紹介していただいた智頭宿の宿に泊まることにし、明日は宿に荷物を預け、身軽になって激坂を上って岡山県阿波村に行き、智頭に戻ってNPO経営の新田の宿泊施設に泊まることにする。走行距離102.44km。
写真は別所の梨園。
2009年06月11日