八幡湿原(やわたしつげん)広島県

のどかに田と湿原同居

山間の盆地に大小20の湿原が点在する。水田と湿原が同居し、のどかな田園風景が広がる。茅(かや)ぶきの農家も残り、木々も豊かだ。

  • 交通:中国道戸河内ICから車で45分
  • 食事:かりお茶屋(そば:高原の自然館内)0826-36-2727
  • 直売:珍珍街道(野菜、田舎弁当)0826-29-0127/奥入山グリーンシャワー管理棟 0826-29-0211
  • 宿問い合わせ:北広島町観光協会芸北支部 0826-35-0888
  • 関連ウェブサイト:北広島町観光協会

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

72. 八幡湿原

2017年06月01日

ガイド にほんの里100選 グリーン・パワー2017年6月号から

八幡湿原s

●湿原に咲くカキツバタの花(芸北 高原の自然館提供)

地元の力で保全・再生

 

年間の平均気温が10 度前後という北広島町の芸北地区。降水量の多い冷涼な高原地帯に大小さまざまな湿原が点在し、その総称が八幡湿原だ。湿原を彩るのはカキツバタ、ノハナショウブ、ハンカイソウ、ミズチドリなどの花々で、水辺を好むハンノキの林も広がる。カスミサンショウウオなどの水生生物の姿も豊かだ。

 

 

過去の農地や牧場の開発によって、そうした湿原が分断されたり、乾燥化したりした場所もある。地元では残された湿原の保全とともに、貴重な湿原を後世に伝えるための再生にも取り組んできた。休耕田を活用した「カキツバタの里」も整備されており、たくさんの花が咲く初夏にはにぎわいを見せる。

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