真鍋島(まなべしま)岡山県

黒壁の家並み続く漁村

瓦ぶきの焼き板を使った黒塀の家並みが続く漁村集落。ゴーヤを使った特産品づくりで島おこしに励む。島の名は水軍に由来する。

  • 交通:山陽道笠岡ICから車で10分あるいはJR山陽本線笠岡駅から徒歩10分の笠岡港から高速船で45分
  • 食事:活魚料理・漁火(りょうか) 0865ー68ー3519(要予約)
  • 宿問い合わせ:笠岡市観光連盟 0865-69-2147
  • 関連ウェブサイト:笠岡市観光連盟

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2016年07月01日

ガイド にほんの里100選 グリーンパワー2016年7月号から

時ゆっくり 映画ロケ地
 
 時がゆっくり流れる、昔懐かしい家並みの真鍋島。名作映画「瀬戸内少年野球団」(1984年公開、篠田正浩監督)のロケ地になった。
 
 映画は淡路島(兵庫県)出身の作詞家阿久悠さん(1937~2007)の自伝的小説が原作。敗戦当時の島の子どもたちと大人たちの人間模様を描いた映画だ。
 
 島の周囲は約7.5km。瀬戸内海の真ん中に浮かぶ。狭い路地を挟んで黒壁の家々が軒を連ね、昭和初期の漁村の雰囲気が残る。西行法師の「山家集」に詠まれ、真鍋水軍の拠点だった。島内には真鍋氏の史跡も多い。
 
 歴史の島は今、「猫の島」としても人気。静かな島でくつろぐ多くの猫の姿に、訪れる人の心もほっこりと和む。
 
(グリーンパワー2016年7月号から転載)

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