桑畑果無(くわはたはてなし)奈良県

熊野古道沿いに石仏

熊野古道小辺路、果無峠近くの小集落。急斜面の田畑を耕し自給自足で暮らす。古道沿いに観音石仏と供花。眼下は十津川温泉。

  • 交通:新宮市から車で70分/五條市から車で110分/近鉄橿原線大和八木駅からバスで240分/南紀白浜空港から130分
  • 特産:アマゴ、アマゴ料理
  • 食事:レストラン石楠花 0746-64-1111
  • 直売:十津川村特産物直売所0746-64-0301/道の駅 十津川郷 0746-63-0003
  • 宿問い合わせ:十津川村観光協会 0746-63-0200
  • 関連ウェブサイト:十津川村観光協会

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

62. 桑畑果無

2017年05月06日

ガイド にほんの里100選 グリーン・パワー2017年5月号から

熊野古道が通る山里

 

果無集落(田んぼ)s

●果無集落の田んぼ。目の前の山には雲がかかる(十津川村役場提供)

紀伊半島の奥部で、山が折り重なって果てが無いから「果無」なのだそうだ。標高約380m の集落には石畳の道や民家を囲う石垣が築かれ、田畑や周囲の斜面はスイセンやサクラ、アジサイ、緑の田んぼ、熟した柿の実などで季節ごとに彩られる。その美しさから「天空の郷」とも呼ばれる。

 

この集落を、高野山・熊野本宮大社間(約70km)を結ぶ熊野古道の一つ、小辺路が通る。寄せ合って暮らす人々は、遠くから訪れる巡礼者に優しい。2004 年に世界遺産となってからは、海外からやって来る人も増えた。集落から三十三観音石仏に見守られながら、標高1114m の果無峠を越えて5時間半ほど歩けば、本宮大社にたどり着く。

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