北海道・黒松内町にある歌才(うたさい)湿原は、道内では最古の貴重な高層湿原です。氷河期からのピート(泥炭)が積もったとても貴重な湿原です。もともとは私有地であったこの場所を、黒松内町が買い取り公有地にしようとしたところ、町の予算600万円を上回る1,000万円の資金が必要となりました。そこで日本ナショナルトラスト協会は、町と共同で湿原を購入することにしました。地方自治体とトラスト団体が自然環境の保全のために共同で土地を購入し、共有の登記を行うのは国内で初めてのことです。 このキャンペーンは、目標金額を500万円とし全国の皆様に歌才湿原の土地購入資金を寄付していただくものです。歌才湿原を将来世代に引き継ぐため、ぜひご参加ください。
| 期間 | 2015年7月~9月30日
| 目標金額 | 500万円(500口)
| 参加対象 | 個人・企業
| 参加方法 | 一口1万円から任意の口数をご寄付ください。
| 郵便振替 | 00190-7-263-753 公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会
| 銀行振込 | 三井住友信託銀行 本店営業部 (普通)0085216
公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会
| 対象地 | 北海道寿都郡黒松内町字豊幌の歌才湿原、54,999m2(約5.5ヘクタール)
| 寄付金の使途 | 日本ナショナルトラスト協会が歌才湿原の持分10分の4を取得するための土地代金(400万円)のほか、調査費用、事務費、将来にわたる湿原の維持管理費として使わせていただきます。
| 報告 | 進捗状況は日本ナショナルトラスト協会ウェブサイト上で報告します。
歌才湿原には氷河期だった2万4000年前からの歴史が詰まった10mもの厚いピートがあります。1万円のご寄付で10m×10mの湿原が守ることができ、同時に地下10mのピートも守れます。つまり10m角の立方体として、湿原とともに地下の土壌も守ることができます。トラスト地として改変することなく湿原のまま保存し、将来世代に引き継ぎます。湿原が乾燥化している部分等がありますので、町や専門家等と連携して対策を行い、その他にも、自然環境の調査や環境教育、エコツアーのフィールドとしての活用も検討していく予定です。
(日本ナショナルトラスト協会の依頼で、森林文化協会が投稿しました)