伊根湾の舟屋群(いねわんのふなやぐん)京都府

舟とともに暮らす里

穏やかな湾を囲むように約230軒の舟屋がある。1階が舟の格納庫、2階が居室などに使われる。漁が常に暮らしの中心にある。

  • 交通:京都縦貫道宮津天橋立ICから車で45分/北近畿タンゴ鉄道宮津線天橋立駅からバスで70分
  • 食事:筒川そばのお店KaRaよもぎ 0772-33-0818/浦嶋公園龍宮庵 0772-33-5225/舟屋の里伊根 0772-32-0680
  • 直売:お土産物店「伊根漁協」772-32-0685/宇川温泉よし野の里農林水産物直売所(○の会)0772-76-1000
  • 関連ウェブサイト:伊根町観光協会

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

53. 伊根湾の舟屋群

船屋台

2012年07月27日

海の祇園祭「伊根祭」で7年ぶりに「船屋台」が巡行

約300年余り続く伊根祭は、別名“海の祇園祭”と呼ばれています。
祇園牛頭大王を祭神とする八坂神社を氏神とし、海上安全、大漁、疫病退散と五穀豊穣を祈願します。今年は7年ぶりに「船屋台」が巡航します。

江戸後期に滋賀県長浜市曳山祭りの流れをくむ「船屋台」がとりいれられ、大漁の収穫があった「大祭」の年に出祭されるようになりました。大祭は、明治に7回、大正に5回、昭和に4回開催されています。平成に入ってから4隻が揃う大祭は平成2年と5年の2回。今年は立石地区の1基だけが7年ぶりに登場します。

久しぶりの船屋台の巡行で、村中総出で数日かけて準備しています。「トモブト」と呼ばれる和船7隻の上に、屋台を組み立てていきます。
26日(木)現在の舟屋台の様子

①「トモブト」7隻をしっかりと組み合わせ土台をつくります。

②土台の上に、釘を一切使わず、屋台をくみたてていきます。

③ 欄間にはカラフルな色彩の彫刻。

28日(土)・29日(日)に舞台の上で、歌謡ショーや狂言が公演され、29日の午後1時から、祭礼船・神楽船・船屋台・化粧船が伊根湾で海上渡御を行います。

全国でも類を見ない海を巡行する屋台を見れるのは次は何年後になるか分かりません。この機にぜひ伊根町へお越しください。

1 2 3

サイクル旅日記
ふれあい、自転車の旅
にほんの里100選をめぐった記録
崔宗宝、バリトンの旅
にほんの里100選をめぐる
オペラ歌手 里の歌旅