森林管理で国際認証
大井川の源流域から中流域まで、南北約40km、標高差約2400mに及ぶ森と清流の町。川に沿って走る大井川鉄道の蒸気機関車(SL)の汽笛が、山間にこだまする。
町内最高地点の光岳(てかりだけ 標高2592m)の南西側、長野県境沿いに広がる1115haの大井川源流部は、1976年に原生自然環境保全地域に指定された。同地域は全国5 カ所が指定されているが、本州ではここだけだ。
町の約94%を森林が占める。2008年、町は「適正な森林管理」が行われていると国際機関が認める「FSC森林認証」を取得した。認証林は約1466ha。町のキャッチフレーズ「水と森の番人が創る癒しの里」を示す取り組みと言える。
(グリーンパワー2016年7月号から転載)