白峰(しらみね)石川県

今に生きる信仰生活

養蚕全盛期に建った堂々たる家並み。屋内には漆塗りの大黒柱や天井。仏壇に花が絶えず、朝夕読経が流れる。伝統の紬(つむぎ)工房も。

  • 交通:JR北陸本線小松駅から車で55分/JR金沢駅からバスで100分
  • 食事:レストラン手取川(名物熊料理など)076-255-5159
  • 直売:三ツ屋野にわか市 076-255-5930/吉野工芸の里(茅葺屋根の直売所)076-255-5319
  • 宿問い合わせ:白山市観光情報センター 076-273-4851
  • 関連ウェブサイト:白峰観光協会

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2016年02月01日

ガイド にほんの里100選 グリーンパワー2016年2月号から

牛首紬で豊かに発展
 
 白峰は石川・福井・岐阜3県にまたがる白山(はくさん)(2702m)の北西側ふもと、かつて牛首と呼ばれた地区を抱える旧白峰村にある。豪雪地の知恵と技、白山信仰が現代に息づく。2005 年に白峰村を含む8市町村が合併し白山市となった。

ろうそくの明かりがともされ、雪だるまの姿が浮かび上がる「雪だるままつり」(朝日新聞)

ろうそくの明かりがともされ、雪だるまの姿が浮かび上がる「雪だるままつり」(朝日新聞)


  
 江戸時代中頃から養蚕が盛ん。伝統産業「牛首紬(つむぎ)」の発展で、豊かな収入を背景に、明治中期には山村とは思えないにぎやかな街を築いた。縦長の窓と厚い土壁が特徴の家屋が立ち並ぶ一帯は、2012年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
 
 2月(今年は12日)、恒例の「雪だるままつり」が開かれる。夕暮れになると、様々な表情の雪だるまにろうそくの明かりがともされ、幻想的な雪景色となる。

(グリーンパワー2016年2月号から転載)

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