純米酒「米蔵金」を開発
ゆるやかな棚田が広がる能登半島の標高100m前後の盆地、町野町金蔵。住民らは高齢化の進む過疎地に活気を取り戻そうと、創意工夫による地域おこしに取り組んでいる。
地区の小学校が廃校になって3年後の2000 年、「あなたが先生、わたしが生徒。わたしが先生、あなたが生徒。」を合言葉に、地域の再発見と創造を目指す「金蔵学校」が発足。その後、NPO法人になった。
地元産の酒米で純米酒「米蔵金(まいぞうきん)」を開発、寺の回廊に開いたカフェ「木の音(こえ)」とともに好評だ。02年から始めた寺の境内やあぜ道にろうそくをともす「金蔵万燈会(まんとうえ)」(毎年8月16日)は夏の風物詩となり、交流人口が増えている。
(グリーンパワー2016年12月号から転載)