湯崎(ゆざき)佐賀県

復活の湧水で里見直す

湧水(ゆうすい)地帯。地下水の使いすぎで枯れていた氏神社の縫ノ池が40年ぶりに復活。これを機に、里を見直す動きも生まれている。

  • 交通:長崎道武雄北方ICから車で25分/JR長崎本線肥前白石駅から車で10分
  • 特産:テンペ、レンコン、イチゴ、海産物
  • 食事:干潟レストランむつごろう 0954-63-1723(車で30分)
  • 直売:しろいし特産物直売所(野菜)0952-84-7050/菜海ありあけ直売所(海産物)0954-65-5089
  • 宿問い合わせ:白石町役場 0954-65-3111

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2016年04月06日

ガイド にほんの里100選 グリーンパワー2016年4月号から

復活「縫ノ池」憩いの場
 
 1950年代の終わりごろに枯れてしまった湧き水「縫(ぬい)ノ池(いけ)」が約40年ぶりに復活した。地区の住民が池と周辺の環境を保全する活動を続けている。
 

おいしい湧き水をくみに来る人が絶えない縫ノ池(朝日新聞)

おいしい湧き水をくみに来る人が絶えない縫ノ池(朝日新聞)


 白石町は有明海に面した町。500年とも言われる長い歴史を誇る縫ノ池が枯れた原因は、戦後の復興期に地盤沈下が起きるほど地下水を使ったため。2001年、取水先を別に確保し、地区での地下水採取を大幅に減らしたところ、水が再び湧き出して池がよみがえった。
 
 02年、地区住民が「縫ノ池湧水会」を結成。清掃活動のほか地域の子どもを集めた魚の観察会や茶会、水辺をろうそくの灯で飾る「キャンドルナイト」などの催しも開いている。池は人と人をつなぐ憩いの場になっている。
 
(グリーンパワー2016年4月号から転載)

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