東京・新宿で2月18日に開かれた北海道黒松内町を紹介する催しで、鎌田満町長が町を紹介されました。産業としては酪農が盛んな土地柄で、クリームチーズなどは、お土産として人気があるようです。農地などの間をたどるフットパス(里道)ツアーも実施されています。豊かな自然を大切にする施策にも積極的で、日本ナショナルトラスト協会の協力を得て、歌才湿原の土地を保全目的で取得しました。また朱太川ではアユの放流をやめて天然アユの繁殖を促す方向に切り替えました。その結果か、昨年は全国グランプリを獲得するほどの、おいしいアユが育つようになりました。統一した農村景観を守るための景観条例もあり、「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。また、さまざまな施設が立地する福祉のまちでもあり、入所者や職員などの関係者で町民の3分の1を占めるほどになるそうです。「ブナ北限の里づくり」を掲げる町ですが、そのほかにも特色ある町づくりが進んでいるようです。(森林文化協会)