黒松内町(くろまつないちょう)北海道

北限のブナで町おこし

町ぐるみで「ブナ北限の里づくり」を推進。観察会やフットパスを通じ、自然の恵みやブナ林の役割を考える取り組みが続く。

  • 交通:JR函館本線黒松内駅から車5分
  • 特産:和牛、ワイン、米
  • 食事:レストラン・きりか 0136-72-3010
  • 直売:黒松内町特産物手作り加工センタ-「トワ・ヴェ-ル」0136-72-4416 冨田農場「冨田ふぁ−む」0136-72-4225
  • 宿問い合わせ:黒松内町企画調整課 0136-72-3311

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2017年02月18日

ブナ北限の里づくり

P1070499チョポシナイ熱郛川沿いを歩く

●熱郛川沿いのフットパス

東京・新宿で2月18日に開かれた北海道黒松内町を紹介する催しで、鎌田満町長が町を紹介されました。産業としては酪農が盛んな土地柄で、クリームチーズなどは、お土産として人気があるようです。農地などの間をたどるフットパス(里道)ツアーも実施されています。豊かな自然を大切にする施策にも積極的で、日本ナショナルトラスト協会の協力を得て、歌才湿原の土地を保全目的で取得しました。また朱太川ではアユの放流をやめて天然アユの繁殖を促す方向に切り替えました。その結果か、昨年は全国グランプリを獲得するほどの、おいしいアユが育つようになりました。統一した農村景観を守るための景観条例もあり、「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。また、さまざまな施設が立地する福祉のまちでもあり、入所者や職員などの関係者で町民の3分の1を占めるほどになるそうです。「ブナ北限の里づくり」を掲げる町ですが、そのほかにも特色ある町づくりが進んでいるようです。(森林文化協会)

2015年09月02日

ガイド にほんの里100選 グリーンパワー2015年9月号から

散策楽しブナ北限の里
 
 日本の温帯を代表する樹種ブナ。北限の自生ブナ林のある町として「ブナ北限の里づくり」を進めている。 
 

なだらかな緑の丘陵に囲まれた黒松内町


 主なブナ林は「歌才(うたさい)」「添別(そいべつ)」「白井川(しろいかわ)」の3カ所。このうち歌才ブナ林は1928年に国の天然記念物に指定された。標高40~160mの丘陵地。市街地から2kmほどの里山にある面積約92haの原生林だ。幹の直径約1m、樹高30m超、樹齢約300年という巨木もある。
 
 英国発祥の歩くことを楽しむフットパス(里道)づくりに力を入れている。英国暮らし13年を経て4年前に黒松内町へ移住したグリーンツーリズムコーディネーター本間崇文さん(51)は「ぜひ数日滞在し、歩いて良さを味わって」と話した。
 
(グリーンパワー2015年9月号から転載)

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